国定由美子の本箱から~わたしがあなたを選びました

今月のおすすめ本は…
わたしがあなたを選びました
わたしがあなたを選びました
鮫島浩二著 主婦の友社 924円です。
先日、映画『うまれる』を観ました。
そこには4組の夫婦が出てきます。
両親の不仲・虐待の経験から親になることを戸惑う夫婦。
出産予定日に我が子を失った夫婦。
子供を望んだものの、授からない人生を受け入れた夫婦。
完治しない障害を持つ子を育てる夫婦。
私が1番心揺さぶられたのは、
出産予定日に健診に行くと赤ちゃんの心臓が止まっていたご夫婦の話でした。
お母さんはそれでも産まなければなりません。
そして産後1ヶ月の時、鮫島先生のクリニックを受診され、
「早く次の子が欲しい。あの子が私のところに帰ってきてくれるかも。」
という思いを先生にお話したそうです。
その後、ご夫婦の元に『天国郵便局』から手紙が届きました。
差出人はご夫婦のお子さん、天使になった椿ちゃんからでした。
その内容は…
私は神様から「お父さんとお母さんと一緒にいられる時間は短いですよ」
と言われていたけれど、
お2人があまりにも仲睦まじいので側に行きたくて地上に降りる決心をしました。
今は天国の親戚の人達と楽しくやっていますよ。
人は自分の人生を選んで生まれてくるのでしょうか?
監督の豪田トモ氏は「あまりにも非科学的でファンタジーな話」と言っています。
私もそう思います。
でも何の根拠もないけれど、どこかでそれを信じている私がいます。
そう思うと今まで出会った人々、現在周りに居てくれてる人達、みんなが愛しく思えます。
毎日楽しいこと嬉しいことばかりではないけれど、
それもこれも全て私が仕組んで生まれてきたのかと思うと気が楽になります。
本のあとがきに鮫島先生が
「妊娠期間は普段意識することのなかった『いのち』の強さを改めて実感する時期です。
今まで生きてきたことに感謝し、
両親に対して『産んでくれてありがとう』と心から思えるのも、
まだ見ぬ『いのち』のおかげです。
(中略)
自分はどこから生まれてきたのか、なぜ生まれたのか、
どうしてここに居るのか、見つめ直す一助になれば嬉しく思います。」
と書かれています。
私は思春期の頃、
「生きるって何?死ぬってどういうこと?何で生まれてきたの?」
ということを度々考えていたように思います。
でも成長するにしたがい、そんなことは忘れてしまい、
20代前半の頃は物質的なものばかりに興味を持っていました。
けれども、夫と結婚し、
娘を妊娠した頃から目には見えないものの力で動かされていると感じはじめました。
そして出産・子育てを通して、私たちは宇宙の一部なんだと思うようになりました。
私が生まれてきた本当の目的はまだハッキリ分かりませんが、
今の私は『自然分娩と母乳育児のお手伝いをする』こと!と思っています。
少しでも多くの人達のお役にたてたらなと、心から思っています。
国定由美子