2004/6月 平成16年6月11日 第1子 長女:咲陽(さよ) 出産

妊娠が分かった時、自分の中で新しい命が育っているんだとすごく嬉しかったのを覚えています。

初めての出産は里帰りの方がいいよ。と皆にアドバイスをもらい、どこで出産しようかと悩んでいた時、偶然HPでたんぽぽ助産院を見つけました。松山に住んでいるため健診は病院に通っていましたが、食事のことや、妊娠中の生活のことなど分からないことがあれば電話やメールでアドバイスをして頂きました。いつでもすぐに診てもらうことは出来ないけれど、いつも安心していた様に思います。妊娠中に何度も聞いた「少し赤ちゃんが小さいかな?」健診の度に、医師が何気なく言う言葉に、妊娠初期に何回となく高熱を出したり、園児からもらってしまった嘔吐下痢の事を思い出し、体調管理ができてなかったからかなと、いつも赤ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

でも、里帰りをし、たんぽぽ助産院に通い始めてから、助産婦さん達の優しい言葉に何度となく救われました。

予定日を過ぎ1週間、2週間と経つうちにどうして産まれて来ないのだろう?と心配をしていると

「お腹の中がいいんじゃねぇ。赤ちゃんは順調だから出てきたい時に出てくるよ。」と言葉をかけてもらっていると、私の心配も自然に解消し大丈夫、待っていよう。と誕生までの時間を受け入れられる様になりました。

不思議なもので、予定日通り出産を迎えていたら、私自身陣痛に対して不安が強かったので上手に出産できなかったのでは?と今は思います。予定日を過ぎる度赤ちゃんに会いたい気持ちも日増しに強くなっていき、そのことで陣痛への不安も軽減していきました。赤ちゃんが私に準備期間をくれたのかも知れませんね。

いよいよ陣痛が始まり、分娩室へ入る時、心の中で「赤ちゃん頑張ろうね。」と声をかけました。痛みが続いている間、ずっと腰に手をあて、さすってもらうことで、痛みが和らぎました。手をあててもらうことで、『1人ではない』という気持ちもあり、今回の事で手の力というか不思議な力のすごさを身にしみて感じました。いきんでいる時の助産婦さん達が掛けてくれる「上手よ!」という声に自信を持ち、夢中で出産に取り組んでいました。主人が出産に立ち会ってくれたのですが、後で2人で振り返っても誕生までのプロセス、瞬間を皆に見守られながら、夫婦で迎える事が出来て、今後どんな事があっても、この喜びが私たちを支えてくれるという強い励みになりました。咲陽の産声を聴いた時、自然に涙が溢れて止まりませんでした。

出産後、おっぱいの飲ませ方・沐浴の方法等など、育児の方法を優しく分かり易く教えて頂くと同時に、手技ではない赤ちゃんへの接し方や思いなんかも教わった様に思います。きっとこれからの方が今まで以上に様々な問題に直面すると思いますが、たんぽぽ助産院で学んだ事、また私にとって満足のいくお産が出来た自信を忘れないで3人で頑張っていこうと思います。

最後になりましたが、スタッフの皆さんが仕事に対して持っていらっしゃる誇りや充実感がとてもよく伝わり、私もまた落ち着いたら是非仕事に復帰しようと思っています。本当に皆さんとお会いでき、咲陽をここで出産してよかったとおもいます。

ありがとうございました。

平成16年6月17日 山本 直佳