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質 問

岡山県倉敷市のたんぽぽ助産院の助産院でのQ&Aタイトル
お産が別のところでもおっぱいの相談ができますか?
どこで出産された方でも母乳外来を受診していただけます。お気軽にご相談ください。
おっぱいが少ないのですが増やすことができますか?
ご出産からの期間、妊娠中やご出産時の状態、その後の対応、お母さんの心身や生活の状況等々により変わってきます。お母さんのお気持ちに寄り添いながら可能な限りの支援をさせていただきます。 私達人間は哺乳類なので基本的には必ず自分が産んだ子どもを育てるだけの母乳が出るはずなのです。
分泌が悪いのは何か原因があるはずです。原因を一緒に探し、改善していくことが第一歩となります。一緒に探していきましょう。
授乳間隔はいつ頃から長くなりますか?
基本的に授乳している間は3時間(以内)毎です。おっぱいをたくさん飲めるようになってくるとよく寝る子もでてきます。しかし、おっぱいは3時間毎に出すことで分泌量や状態を 保つことができます。次のお子さんへの影響を避けるためにも3時間毎の授乳(お子さんの体重増加が順調ならば手での授乳でもいいです)をお勧めします。
睡眠時間についても3時間以上寝てしまう事によりFIL(乳汁生産抑制因子)が働き、分泌が落ちてくることがあります。授乳期のホルモンにより短期熟眠型の体になっているので、 ここで夜長く寝てしまうとホルモンのバランスが崩れます。体調もより崩してしまい生理の再来や疲労感を引き起こしたり、熟眠感が得られず分泌低下(特に3~4ヵ月より著名に)が 現れてくる事があります。症状として、児の側はうなり声・落ち着きのない動き・泣く・のけ反る・母の側は*催乳感覚の消失・倦怠感などがあげられます。
*催乳感覚:おっぱいを吸われたときにおっぱいを感じる「ツーン」や「キューン」とした締め付けるような感覚。今、分泌(作っている)するよというサインです。
一人目のときにおっぱいが出ませんでした。次の子はおっぱいを飲ませたいのですができますか?
まず、お一人目のときに本当におっぱいが出なかったのでしょうか?おっぱいは作られていたのに上手に飲めなかった(母乳を出せなかった)だけかもしれません。本当に母乳が 出ていなかったのなら何か原因があるはずです。お母さんのおっぱいが本来の力を発揮できるよう、お一人目の状況もうかがいながら、できる限りの支援をさせていただきます。
一人目のときに乳腺炎やおっぱいのトラブルが多く辛い思いをしました。二人目はトラブルのないようにできますか?
乳腺炎などのおっぱいトラブルはお母さんにとって本当に辛いものです。おっぱいトラブルには何か原因があるはずです。その原因を改善しなければ、おさまってもまたトラブル を引き起こしてしまいます。当院ではお一人目でおっぱいトラブルに悩まされたお母さんが、次の子はスムーズに母乳育児をスタートしたいとの思いから、第二子(以降)のご出産を されることがよくあります。まずは妊娠期の体を整える事がとても大切です。そして、おっぱいはスタート時の対応が鍵となります。当院でのお産でない場合もできるだけ早期の母乳外来受診 をお勧めいたします。
本来、母乳育児はお母さんにとっても赤ちゃんにとっても楽しく嬉しいものです(そして楽ちん)。一緒にトラブルの原因を除去しながらお母さんが笑顔で母乳育児をできるようお手伝いいたします。
赤ちゃんが上手におっぱいを吸えません。吸えるようになりますか?
赤ちゃんが上手におっぱいを吸えないのは、多くの場合おっぱいが赤ちゃんにとって吸い易い状態ではないからです。また、お母さんも赤ちゃんも初めての場合はとくに、抱っこの仕方やおっぱいの くわえさせ方がうまくいってないのかもしれません。おっぱいの状態を整えながら一緒に練習していきましょう。
赤ちゃんがNICUに入院しています。退院したらおっぱいを飲ませたいのですがどうしたらいいですか?
赤ちゃんが入院していると赤ちゃんがいないのだからと一生懸命病院に通ったり家事をしがちです。お母さんが産後の体であるということに変わりはありません。できるだけ体を横にして 休んでください。心身を休めながら3時間毎に適切な搾乳を続けていれば母乳の分泌を保ち増加させることは可能です。
できれば一度ご来院ください。おっぱいの状況に合わせた搾乳方法をご指導いたします。乳頭~乳輪を柔らかく伸びのある状態に整えて、小さく力の弱い赤ちゃんでもくわえられるだけでなく 吸い取れるように準備をしましょう。そして、退院と同時に一緒に授乳の練習をしましょう。
産後2~3日におっぱいがパンパンに張って赤ちゃんが吸ってくれても楽になりません。病院では、赤ちゃんが必要量飲めていたら搾乳すると過剰分泌になるので搾乳はしないようにと言われました。どうしたら楽になりますか?
おっぱいが拡張期に入ってきて乳輪部までパンパンに張ってくると赤ちゃんが吸いにくく、浅吸いになって乳首を痛めたり、量も飲み取ることができにくくなります。そんな時は、前搾乳をして 乳輪部を柔らかくすると吸いやすくなります。赤ちゃんが飲む量よりもたくさん出ているおっぱいの人は後搾乳が必要な場合もあります。飲みとれていない乳汁をそのまま溜めておくと分泌低下や乳腺炎の原因にもなるため、 循環目的のための必要な搾乳です。ご自身のおっぱいがどのような状態にあるのか、退院後早めのご来院をお勧めします。早ければ早い方が良いです
《アドバイス》
ほとんどの方は産後一ヶ月の間は、母乳における需要と供給のバランスとしては供給の方が多いです(特に初産の方は!)。当院では産後6日目くらいでは少なくとも50~60ml、多い人では100mlくらい分泌される方が多いです。 分泌が少ない方は必ずフォローします。
産後1ヵ月以内に母乳を溜め込んでしまうと白斑の原因になり、早くからトラブルを起こしてくるので搾乳はとても大切になってきます。白斑を一度作ってしまうと非常に難治性のため、おっぱいの状態を悪くしてしまいます。 一度出来たものが消えたと思われることもありますが、治ったのではなく隠れてしまって、分泌低下もしくは難治性のトラブルの根を作ってしまう事があるので早めの対応が必要になります。授乳が終了すれば終わるように 思われるかもしれませんが、将来のお母さんの体に悪い影響を残す事にもなりかねません。どうぞご注意ください。
1歳6ヵ月健診で、おっぱいを飲ませていると虫歯の原因になるからやめた方がいいと言われました。まだ飲ませたいのですが、やめた方がいいですか?
母乳に含まれる乳糖は虫歯の原因にはなりにくい糖です。母乳だけを飲んでいる間は虫歯の心配は極めて少ないと言われています。食事によりショ糖(いわゆる砂糖)の摂取が多くなると虫歯になりやすくなるので注意が必要です。
食後か寝る前に、清潔なガーゼを指に巻き歯を拭いたり、ブラッシングをしてあげましょう。濃い番茶でのうがいもフッ素と同じ役目をします。飲まなくてもよいのですが飲んでも害にはなりません。
10ヵ月になったのですが、おっぱいを飲まなくなりました。どうしたらいいですか?
補完食(離乳食)も始まっていると思います。母乳の後に補完食を食べさせましょう。それでも飲んでくれない時、おっぱいに痛みがある時などはトラブルが起こっている可能性がありますので、早めのご来院をお勧めします。
岡山県倉敷市のたんぽぽ助産院の助産院でのQ&Aタイトル
断乳はいつ頃したらいいですか?
断乳は人それぞれで、いつやめなければならないというような決まりはありません。WHOでは2歳以上まで母乳をあげることを勧めています。子どもさんがしっかり一人歩きできるまで飲ませてあげることができたら十分です。 仕事復帰をされる方は保育園との兼ね合いもあると思うので早めにご相談ください。
断乳を考えていますがマッサージを受けた方がいいですか?
断乳に入る前のおっぱいの状態を整える必要があります。遅くとも断乳の1ヵ月前までにはおっぱいの状態をチェックしてもらい、断乳前のお手入れをされるようにお勧めします。
断乳に入るために、授乳の回数を減らしていった方が良いですか?
断乳に入るために、授乳回数を減らす必要はありません。しこりが残りやすくなり、次のお子さんの産後に影響するのでしない方が良いと思います。回数を減らされるのならたまりを作らないように外来でのお手入れをお勧めします。 断乳にもやり方があるので、ご説明をいたします。お電話にてご相談ください。
断乳を始めたのですが、痛みがあります。どうすればいいですか?
断乳に入った後は手で搾る必要があります。まずは20分ぐらい搾乳をしてみましょう。お母さんの現状を確認し、今後どうやって搾乳をすれば良いかアドバイスいたしますので、ご連絡ください。
1歳を過ぎて急におっぱいを飲まなくなりました。卒乳したいのですが、どうすればいいですか?
卒乳後は手で搾乳をして残っておる母乳を出す必要があります。これまでの授乳状況を確認させていただき、どうやって搾乳をしていけばいいかアドバイスいたしますのでお電話にてご相談ください。
岡山県倉敷市のたんぽぽ助産院の助産院でのQ&Aタイトル
助産院ってどんなところ?
助産院はお母さんに寄り添って自然なお産のお手伝いをさせていただき、一緒に新しい命の誕生を迎える場所です。お産だけではなく妊娠時からの妊婦健診、 お産後の母乳育児・おっぱいトラブルへの対応・育児相談等々ご家族を含めてあらゆる面でお母さんの相談を受けさせていただきます。医師は常駐していませんが、正常なお産ならば医療行為の介入なしに無事に出産は終えられるものです。
また、嘱託医が定められており、適切な連携が図られています。
当院の嘱託医は川崎医科大学付属病院であり、初期・中期・後期と医師の診察を受けることができます。
何か異常が起きたときはどうなりますか?
助産院では医療行為は行えないため、妊娠中は嘱託医へ連絡の上、受診していただくこともあります。また、出産経過中に異常が予測される場合は連携医療機関と相談の上、 速やかに救急車で搬送させていただきます。急を要さない場合はご自身で行っていただくこともあります。
どんなときに搬送になりますか?
医療行為が必要となった妊婦さん・お産中の産婦さん・褥婦さん・新生児が対象となります。嘱託医との相談の上で決定されます。具体的には日本助産師会が推奨している助産業務ガイドラインに従っての判断となります。
医療機関での出産となった場合でも、退院後に産褥入院として当院へ戻ってこられる方も多くおられます。
里帰りのお産はできますか?
里帰りのお産も可能です。
居住地の医療機関にて定期健診を受けてください。32週までに当院を受診していただきます。里帰りでのお産を希望される方は事前にお電話にて当院の助産師にご相談ください。
家族の立ち会いやファミリー入院はできますか?
お母さんが側に居て欲しい方はどなたでも立ち会っていただけます(感染症など体調不良のある方は立ち会っていただけません)。
また、ファミリー入院も可能です。日中は上のお子さんを院内保育でお預りすることもできます。(別途費用が必要となります)
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