院長 虫明さとみ

虫明さとみはじめまして。院長の虫明さとみです。
私は、このたんぽぽ助産院を、女性が安心して心と体を休める事が出来る場所にしたいと思い立ち上げました。自分で助産院を開院することになったのには、今まで関わってきた人達との出会いがあります。

助産師学校を、やっと卒業して大学病院へ。
意気揚々と勤め始めた時、お産の楽しさに夢中で、若さゆえの恐いもの知らず・・・。スタッフとの協調性も自覚できない愚か者だった私は、たった一人で3800gの初産の方のお産をお手伝いしました。その時、大きな裂傷をお母さんに負わせてしまったことがあります。縫合に時間がかかり、痛みと共に、とても辛い時間を過ごさせてしまい、自分の思いあがりと独りよがりで何も出来ない自分を知り、とてつもなく自分自身を責め立てました。

お産をしたお母さんへ申し訳なく、地獄のどん底に落ちた気分だった私に対して、そのお母さんは、
「こんな痛みなんて、たいしたことありません。
あなたがいてくれたからこそ、この子は、無事に産まれることができました。
あなたがいてくれたからこそ、私もこれだけがんばれました。
ありがとうございました。感謝します。」
と言って下さったのです。
その言葉を言われた途端、私の目から、大粒の涙がとめどなく溢れて止まりませんでした。

この出来事は、私にとって一生忘れることは出来ません。
私の助産師人生は、まさにこの方から頂いた言葉から始まりました。
この言葉が、私の人生を、今へと突き動かした気がします。

もう一つ、忘れられないことがあります。
大学病院へ勤めている時のことです。夜勤当番の日でした。1人の若いお母さんが赤ちゃんを抱いて、暗い授乳室でウロウロ歩いているのに出くわしたのです。
「さっき、お乳をあげたのですが泣き止まないのでミルクをもらって飲ませたんです。でも、泣き止まないんです。もうミルクはもらえないし、どうしたらいいのでしょうか?」と涙ぐんでいます。

私は、たった一言「もう一度、おっぱいを飲ませてみましょう。」としか言えませんでした。涙ぐんでる姿を見て、”今の自分に何ができる?”と考えさせられました。私は、たった一言の言葉をかけることしかできないのか?と無力な自分に腹が立ったのです。

このことをきっかけに、もっと“おっぱい”について知りたい。勉強したい。と強く思うようになり、“おっぱいの世界”へと踏み込むキッカケになりました。
今でも、「お母さん方に、何をしてあげられるだろう?これだけしかないのか?他の手段は?原因は?」と常に最良の方法を考え探し、より満足して頂けるように努力を重ねています。

“おっぱい”は、とてもデリケートで、本当に女性そのもの。
小さなことに心を痛めたり、体調を崩したりすると、すぐに“おっぱい”が痛んでしまいます。“おっぱい”が、心と体の叫びを代弁している様に思います。そんな“おっぱい”をやさしく、そして、少しでも早く、元のやわらかくて美しい“おっぱい”に戻してあげたいと思い、日々、多くのお母さんと向き合っています。
“おっぱい”が出ない・・・と悩んでいるなら、一緒にがんばってみませんか?

妊娠中から、「この子を家族の一員として、どうやって迎え入れてあげたいか?」と夫婦で考え努力しながら、夫婦で一日一日を過ごしていくことが「納得満足のいく、いい方法」だと私は思います。

お産は、お母さん自身が自分で生むのです。
人が産ませてくれるわけではありません。
一人の人間が、命を産み育んでいく第一歩だと思います。
そんな瞬間に立ち会える助産師の仕事は、最高に幸せなお仕事だと思っています。

お父さんにもお母さんにも、納得満足して頂けるお産になるように、スタッフ一同、精一杯サポートさせて頂いています。
このたんぽぽ助産院が、女性のオアシスの場となり、いざというときの駆け込み寺のような存在になれたら、どんなに幸せだろうと思っています。

何年もの経験があろうとも、日々気づきの毎日です。
お産についても、おっぱいについても、本当に奥深いものです。
助産院での出産や不安なこと、おっぱいについての質問・相談等があれば、お気軽にご連絡下さい。
24時間。お母さんのためになら、いつでも相談にのらせて頂きます!

 
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